2018/05/16

横浜物件鉄道巡回

横浜は観光地やオフィスビル、住宅が密集したエリアを
各社鉄道のネットワークが縦横無尽に網羅している。
同じ港町だけど、鉄道の横断アクセスは充実しつつ、
縦断アクセスが一向に不便な神戸とは大きく異なり、
兵庫県民としてはなんとも羨ましい。

神戸では皆、この縦断アクセスをショッピングや食べ歩きでカバーしていると
理解しているのは多分ボクだけではないはずです。

今週はこの緻密な横浜鉄道網を利用し、
クライアントと市内で稼働中の物件を巡回。

掃部山では完売済みの竣工物件、“ヴェレーナ横濱掃部山公園”。
ここは比較的小規模な物件ながら、
陰影による建築表現と細部の造り込みで、
立面図勝負をかけた建築デザイン。

建築本体の低層部から延長された外構擁壁にかけ、
美しいライムストーンで覆われた、
ワイド間口の強調デザインがうまく成功している。
極めつけはエントランスの8メートル級“シャラ”と“シマトネリコ”。
恒久的に建物の格を保つ役目を、この木々が手伝ってくれるはずです。

三ッ沢上町駅では“ヴェレーナ横浜三ッ沢”の販売センターを訪問。
造成が進んだステップ状傾斜地に建つ美しい2列の水平建築。
アップルストアと見まがうガラス住戸や屋外コリドーアプローチなど、
たくさんのチャレンジをしたこの逸品は、そのチャレンジをした高額住戸より
申し込みが後を絶たないと、販売の方から聞かされる。

今回は三歩前進。
そして次回また二歩後退。
建築デザインはその繰り返し。

ラストは横浜中華街駅よりアクセス出来る“ヴェレーナグラン山手”
三ッ沢共々、どれだけスケッチ描いただろうと言うほど思い入れの強い建築。
30年以上先を見越したファサードのデザインは楽し気で、、
集合住宅の概念だけでなくホテルや迎賓館的な文化を採用した共用部デザイン。
これらが多国籍文化が根底に根付く横浜山手の潜在嗜好に受け入れられている。。。感じ。

横浜の人口は昨年比率で一定の伸びがある。
今回の物件では都内からの購入希望者など広域の集客があるようだ。
人口増加の小さな貢献もできるかもしれない。

今回のような、高額物件の営業担当者の方の話を聞くにつれ、
単純に立地、価格、商品企画のアタリだけじゃなく、
着実なブランドエクイティの向上の結果であると実感する次第。
顧客は本当によく見、よく聞き、よく知っている。

本文:小寺


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