2019/08/06

ステドラー

製図版の片隅、トレイの中にはシャープペンシルが常時15本ほど。
“ステドラー” のシャープペンシル。
もう20年ほどこの“定位置”にあり続ける。
普通“シャーペン”なんて、学校を卒業すればほぼもう手に持つことは無い。
しかしそれでも、製図用のシャーペンは地道に進化を続けてきた。

“ステドラー“ のシャーペン、握り具合、重さ加減、耐衝撃性に特に優れる。
芯の径は0.3、0.5、0.9と、用途によって使い分ける。
一日ドローイングしていると頻繁に芯が消耗し、筆圧を上げると折れることしきり。
芯の補充をする時間を節約したくて、右手の届く範囲にその本数の用意が必要。

使用する芯の濃度は濃いめの“2B”のみ。
力強い線が描ける反面、
芯の粉で画や製図版が黒く汚れやすい。

コンピューターが進化しても、
芯と手垢で汚れたスケッチを求める人がいるから、
この先もステドラーで手描きをつづけたいな‥‥。


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