2005/07/08

セゴビア『黄金の鼻』ソムリエのレストラン。

セゴビア。マドリードから北へバスで2時間。もちろんこの街はスペイン観光スポットのひとつでローマ水道橋や美しいアルカサールが有名。

この街の代表的な食事といえば子豚の丸焼き。その手の有名店にはやっぱり大勢の観光が群がっている。

食べ物には一家言ある友人、フェルナンドたちと向かったのは水道橋からアルカサールを目指す途中に出会うカテドラル前のプラザ・マヨール。そこから北に入った細い通りcalle Valdelaguila に面してひっそりとあるレストラン“CUEVA DE SAN ESTEBAN”。
(http://www.lacuevadesanesteban.com)
地元では知られた名店らしい。高い石積みの壁が向かい合う狭い路地に、ぽっかりくり抜かれた入り口のドアーは注意してみてなければ見過ごしてしまいそうに目立たない。

近頃スペイン料理のメニューでは“タタキ”(鰹をあぶったアレ。)ブームとかで、この店のオススメも、魚のタタキ。メニューにはローマ字でTataki。でも和食というより、地元セゴビアの素材を使ったフレンチっぽい創作料理という感じ。

しかしまあ、なんと言ってもこの店の名物はオーナーソムリエの“Lucio de Campo”氏。スペインのナンバーワンソムリエに与えられる賞、Nariz de Oroの2002年度に選ばれたというすごソムリエ。でもフェルナンドの奥さんマルガリータ曰く、日本語に訳すと『黄金の鼻』賞とか。名前はあんまりすごそうじゃない。。。。。

7月の遅い午後、シエスタ明けの時間だけど観光客が来ないのでそう込み合わない店内。吹抜けの広くて鮮やかな色彩のモダンインテリアは垢抜けきれないスペインらしさがいい。入り口でラフなシャツ姿のいでたちで出迎えてくれたLucio。しかしいざビノ(ワイン)をサーブするときばかりはりりしい正装姿に。(いつの間にやら着替てる)さすが黄金の鼻ソムリエ。

彼のサーブしてくれたのは定番Riojaと、Ribere del Dueroそして意外や最後のシメは悪名高き(?)地元ラマンチャのボデガのおいしいヴィノで驚きと満足感。

まだ日本のガイドブックにゃ載ってない、スペイン知ったかぶりするにはもってこいのお店です。オススメ!(源)


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