2005/11/01

 『 ロデオ・ドライブの憂鬱。。。。 』。

旅行2日目、11/24は11月の第4木曜日、つまりアメリカ合衆国にとって「収穫祭」、通称「サンクス・ギビング」に当たります。

サンクス・ギビングとは、アメリカ全土がお休みの日(祝日)でして
一般的には、木金土日の4連休。まあ日本の正月やGWにあたり、みんな仕事を休み、実家でゆっくり家族と団欒をたのしむ日にあたります。

そして、「サンクス・ギビング」の次の日からが、クリスマス商戦の始まりで年に一番のビックセールの始まりです。

そんな日に僕らは、ハリウッドからビバリーヒルズの高級ブランド街の「ロデオドライブ」に取材に行ってきてしまったんです。

で、街はうわさどおり閑散としており、まあ、どのくらい閑散かと
いいますと。。。「人が歩いてる姿がぱらりパラリと逆に際立ってしまうくらい」でして、、、、「ほんまにここがハリウッド?ロデオドライブ?」といった雰囲気でした。

当然「サンクス・ギビング」のことは、旅行前に調査済みだったのですが
「いや、閑散とした街は撮影取材にはもってこい!」「通行人を気にせずシャッターが切れる!」といった感じで、「取材旅行には、功を期している」と、期待もあったのでした。

実際、街をながめるとそこは、鍵のかかったショウウインドウが連なり、店内には明日からのビックセールに備えた商品たちが、赤札をつけて陳列さており、かろうじてカフェが2件、開いているだけで歩けど歩けどただ
「CLOSE」、「SALE」と書かれた扉が並んでました。

確かに、ファインダーを覗くとそこには建物のみが存在してて、撮影がしやすいのですが、そんな街を歩いていると、なんだか、気分もローテンションで、何度も「ほんまに、ここがあの有名なビバリーヒルズのロデオドライブなんやな~」て自分にいいきかせてました(笑)。くさいようですがあえて感じたことは、

写真で建物をきれいさっぱりとファインダーに収めることができても、建物や街並みって、やっぱり人々の背景であったり、人を彩る衣装やメイクで「賑わい」のない商店街なんてまさに世界共通、まさに衰退した地方の
「イケてへん商店街。」さながらでした。(笑)

(取材旅行、幹事としてスケジュールを組んだ僕としては複雑な心境でした)

てなわけで、年に一度のBIC SALEの一日前に高級ブランド街に行って180°違う街並を取材した僕らは、「フライング?」それとも撮影のための「最も、ベストな日?」・・・・・・・・・
といった、憂鬱のなかで、閑散とした街並に向かって、ただただシャッターを切りつづけることとなりました。。。。。
(慎)


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